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数学小説

今回は短編小説の紹介です.
『第四次元の小説』C・ファディマン編/三浦朱門訳, 荒地出版社,1971年改訂

この中に「悪魔とサイモン・フラグ」という短編がある.悪魔と数学者が賭けをする話である.数学者が出す問題を悪魔が二十四時間以内に解けるかどうかという賭けであるが、何を賭けるかはお定まりなので省略する.悪魔は短時間で数学を研究するが解けず、土星の微分方程式を暗算で解くほどの数学者などに応援を求めるがそれでも解答できず結局負ける、という内容である.

この本は高校を卒業するころに読んだ.読み終わった本や雑誌は何度も捨てたが、この本は捨てられなかった.数学の内容を題材にした、SFとも一味違う小説である.トポロジーの話題が多い.最後に「第四次元空間への招待」という付録があり、メビウスの帯、クラインの壷などの数学者による解説があるが理解できなかった.

因みに数学者が出した問題は「フェルマーの最終定理」である.1994年10月にワイルズさんが解決したが、この本が改訂出版された1971年ころは未解決だった.数学愛好家ならば一度は挑戦したくなる問題である.二十世紀にこの問題が解決されるとは思わなかった.私たちはいま数学が途轍もなく発展している時代に生きているのかもしれない.

フェルマーの最終定理
$x^n+y^n=z^n$ なる等式で $n$ が2より大きな正の整数である場合これが成立しない.

写真
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2013/10/10   雑記     222TB 0   222Com 2  

Comment

 

hikokitchi4   No title   2013/11/04   [ Edit ]

こんにちは。

ドラマ「相棒」でリーマン予想をめぐる殺人事件が描かれてました。

暗号と数学は密接な関係がありますね。

-5   No title   2013/11/07   [ Edit ]

ヒコキチさん,コメントありがとうございました.

暗号と整数論,興味があります.

コメント等の使いかたが分からず,失礼しました.


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